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Y2-Fの解説

先ずY2をご覧ください。
DSCN8901.jpg
レンズとブローフレームが接触しています。

次がY2-Fです。
DSCN9268.jpg
レンズとフレームの間に3mm程の隙間があります。
遠目で見るとレンズが浮いているように見えるものですから
フローティング構造と呼んでます。ただし、コンセプトYのように
完全にフローティングさせますとレンズがふらふらと動きますので
小さなガイドを隙間に配置して動きを止めています。

f105.jpg
好みもありますが、私はこのフローティングデザインが好きです。
軽やかに見えますし、実際に、レンズがフレームより一回り小さく
なるので軽量に仕上がります。

DSCN9485-003.jpg
これはY2です。レンズが大きい場合はバランスが良いのですが
小さくするアンバランスになってきます。

Y2がスッキリしていて好みの方と、ちょっと個性的なY2-Fを選ばれる
方がおられますが、今のところ出荷状況はY2が圧倒しています。

Y2-Fにはもう少し頑張って欲しいところです。。










Y2の解説

Y2は2018年に発売を開始しました。
コンセプトYの発売から15年後のことです。

コンセプトYはフローティング構造を採用したデザインですが、レンズが
フラフラと動くので大きなレンズサイズには適していませんでした。

20年前の流行りは天地が小さく小ぶりのフレームのブームでしたから
問題無かったのですが、その後大きなレンズに流行りが移行してきた
のでY2を開発しました。

DSCN8899.jpg
画像で解るようにテグスをフレームに引っ掛けて固定しています。これで
レンズはしっかり固定されて動かなくなりました。また、Y2からテグスカラー
が透明のものとブラックから選べられるようになりました。
DSCN8900.jpg
レンズ全周をテグスで囲ったフルナイロール構造なのでサイズ変更や
レンズ形状もカスタマイズできます。
従来のナイロールはコンセプトYを含めてレンズの半分を金属リムで囲っ
ているのでサイズや形状の変更は出来ませんでした。
DSCN8901.jpg
ブリッジ付近からハの字状に下がっているリブを「レンズリブ」と呼
んでいます。(Y2は新発明ですから名前も考えなくてはいけません)

このハの字の角度を変えることでブリッジサイズも変えられるのです。
DSCN9037.jpg
上の画像は極端な例です。これだけ変形させる場合は
塗装前となります。

DSCN8702.jpgDSCN8703.jpg
塗装が付いた状態で調整できるのは+-2mm前後が安全です。
私の場合はスゴ腕ですのでもっとできますが、売り場のスタッフでも
微調整範囲なら間違いなく出来ます。
DSCN8711b.jpgDSCN8713b.jpg
Y2は発明です。今までのナイロールは金属リムを残して部分的にテグス
で張ったものでした。これが全部柔らかなテグスになったらどうでしょう。
答えはレンズに固定される部分がなくなり回転してしまうのです。
そこで考え出した方法がレンズリブの内側にテグスを突き出させて
加熱して丸め、そこにレンズに凹みを入れて回転止めにする方法です。
この方法にも名称を考えないとなりませんねっ!

発明家の悩みでした~(笑)









画像ギャラリー2

コンセプトYのレギュラーシリーズです。
20年前にデザインされたコンセプトYの初代モデルになります。

前回のギャラリー画像のコンセプトYC(クラシック)シリーズは約10年
前の発売です。ブログ紹介の順序が逆になりスミマセン。

DSCN8115.jpg
Y-01ショコラ/ホワイト
DSCN8123.jpg
Y01S朱赤
DSCN8117.jpg
Y-03ゴールド
DSCN9043.jpg
Y-03Sマットブラック
DSCN8118.jpg
Y-04ラベンダー
DSCN8120.jpg
Y-04Sゴールド
DSCN8121.jpg
Y-05Wショコラ
DSCN8122.jpg
Y-05Sホワイト/うぐいす

20年前のデザインですが、今でもしっかり売れています。
当時はレンズの天地が浅いのが流行りで、全体的に小ぶりでしたが
強度近視の方にとってはこの小ささが良いのです。



コンセプトY画像ギャラリー1

コンセプトYの特徴は上部のフレームとレンズが独立して
フローティング構造となっているところです。
見た目も軽やかで個性的ですが、見た目だけではなく、左右の
レンズ間を調整して製作するカスタマイズにも長けたデザインです。

DSCN8126.jpg
YC-R ワイシーアール ワイ、クラシック、ラウンドと覚えて下さい。

DSCN8125.jpg
YC-B ワイ、クラシック、ボストンです。

DSCN8128.jpg
YC-W ワイ、クラシック、ウェリントンになります。

DSCN8127.jpg
YC-O ワイ、クラシック、オクタゴンでワイシーオーと呼びます。

DSCN8124.jpg
YC-O/R ワイ、シー、オーアール? ちょっと変ですよね、実は
上部の形がオクタゴン形のオーで、下リムの形がラウンドのアールで
O/R オーアールとなっている訳です。

今回はコンセプトYクラシックシリーズのご紹介(ウンチク)でした。






昨日のこと・・

水曜日は殆どのメガネ屋さんが定休日です。
なので
注文が少なく割とリラックス出来る日なのです。

後悔先に立たずと言います。
もっと慎重になれば良かったと今は思います。

昨日は良い天気だったのです。
残っている仕事を早朝に済ませて、掃除をして、靴を洗って干して
ライラックの試運転に出かけたのです。

そうですっ! 今回もライラックネタでごめんなさい(^^;
このライラックは仕事の配達にも使える実用車にしたかったのです。
実際に何回かはこのバイクで鯖江までメッキを運んだり配達にも
使いました。

しかし、昨日は工房から200メートル程走ったところでリアがロック
とぼとぼとガリガリ騒音のするライラックを押して帰ってきたのでした。

前回、越前海岸まで走った時にデフから異音がするのを
オイル交換で済ませていた私がアホでした~

DSCN0987.jpg

リアデフご臨終です。トホホ。
途方に暮れる水曜日になってしまいました~
一筋縄ではいかんわな~ライラック君、どうしたものかの~
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ONEOFF工房代表の兵井伊佐男と申します。
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