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Y2特注

横浜市のメガネのオノ様からのお問い合わせです。

DSCN9240.jpg
出来ます。
コンセプトYでは今まで数々の特注をこなしてきました。
それの殆ど全てがY2でも出来ます。
今回は05のブリッジを4mm広げるアレンジになります。

DSCN9242.jpg
44□28 フレームPD72
ピンボケでした~(^^;

Y2のフローティング

コンセプト「Y」やY-CONCEPTではブローとレンズの間に隙間があり
ます。この隙間には二つの意味があります。

①フレームとレンズを上下に分断することで、フレームが変形
 してもレンズは影響を受けません。
②小さなレンズでも視覚的に大きく見せます。

DSCN9236.jpg


このデザインは遠目にはレンズが「中に浮いたよう」に見えることから
「フローティングコントラクション」と名付けました。
今やこのデザインはYシリーズのアイコンとなっています。

さて、Y2では出来ないのでしょうか?
Y2はレンズの上部をブローに結束する構造なので基本的には
できませんね。。ですが、知恵を絞って考えました(^^)

DSCN9239.jpg

機能的には②の視覚的に大きく見せる効果があります。
また、この隙間はフレームデザインをより軽やかにより個性的に
魅せる効果があります。

さ~て、ギヤを入れて前進!!
Y2の第二弾、ご期待くださいませ。。





Y2特注

Y2-06 レッド/Mブラック

レンズサイズ 44→45
ブリッジサイズ 24→20
ブラックフロロカーボン仕様

DSCN9235.jpg

Y2を振り返って思うこと。

振り返って思うことは、Y2の開発は今までで一番苦しみました。

コンセプトYの立ち上げも大変でしたが、それは私がデザイナーから
職人に転身する中での不安とかが中心でした。

Y2の開発の難しさは、コンセプトYとは違って、私が死んでも
このデザインは生き残る。そんな「強い生命力」を持たせたかった。

Y2は製造が簡単です。
そして、一手間加えればあらゆるアレンジが可能。
軽量で丈夫です。
もしかしたら将来は小売店で製造販売できるかも知れません。

また、当面の課題としては、私が作るコンセプトYが最大のライバル
となる可能性もありました。そんな中でY2を作る決断をしたのは
この眼鏡には普遍性を感じるからです。
このブログでも度々書いてきましたが、「カッコ良い」とか「可愛さ」とか
「似合っている」とかはその時代の雰囲気に左右されるものです。

メガネの原点とはレンズを目の直前に適当な大きさのレンズを固定
することです。
そしてそれは軽量であって丈夫であればあるほど快適で安心して
使えます。しかし、個々に顔幅や目の位置はそれぞれに違うので
レンズ位置やサイズが変えられたら良い。

それらの課題を克服出来るメガネが出来たらどんなに不細工であっ
ても価値があると私は思う。

戦後レンズの進化は著しいものがある。
レンズは透明で見えないものだから各社がしのぎを削って性能を
追い求めてきた。
レンズの性能は見た目では分らない。使ってみて初めて実感する
進化の世界。

私の作るY2も使わなくては解らない。

私はフレームデザイナーとして「ヘンテコだけど性能は最高だね」と
言われたい。そのような眼鏡を残したいと心の底から思っている。


Y2.jpg

Y202L.jpg


フルナイロール開発秘話(4)

フルナイロールにすることでレンズサイズは自由に出来る。

今までコンセプトYの特注で苦労してきたのは、レンズサイス゛の
変更の時にリムを手曲げで直す手間でした。また、リムがあることで
下画像のようにレンズにクラックが入ることも頭痛の種でした。

DSCN8915.jpg

DSCN8914.jpg
フルナイロールのY2ではリムが無いのでレンズサイズも自由にでき、しかも
レンズに優しいのです。

私がフルナイロールにどうしてそんなに拘ったか解って頂けましたか?
フルナイロールは私にとって大きな一歩前進なのです。
しかし、ブリッシサイズの変更が出来なくて苦悩の日々でした。

そしてついにブレークスルーの時が・・

DSCN9234.jpg
今まで、ブローとレンズリブを分割していたのですが、一体で前後方向に
配置するアイデアが浮かんだのです。

DSCN9231.jpg

ブリッシサイズはレンズリブの折り曲げ角度で調整すればいいんだ。。
「デザインは天から舞い降りてくる」な~んて言いますけど苦しまなくて
降りてくることなんて無い。

このデザインは「シンライン」と仮名をつけて数十本作り一部の店舗で
テスト販売もしました。

そして遂にY2へと・・

DSCN9233.jpg

下がY2です。大きな変更は糸通し部でスムーズに糸が動いて
テンションが均等に掛かるようにクランク状のガイドとしたことと、
コンセプトYの特注で得たノウハウを注ぎ込み、コンセプトYで出来る事は
Y2でも全て出来る形状を目指しました。

構想から二年半の歳月が流れました~
この間このブログは閉鎖状態にありましたねっ! (笑い)







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