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出世作

1994年発表のFuーgaである。
DSCN6277.jpg
このメガネの開発終了と共に私はこの会社を辞めた。
Fuーgaの開発も大変だったが今は良い思い出である。
何よりも16年経った現在でも売れ続けている。
累計本数がいかなるものかは会社を離れてしまったので解からない
けれど、一旦街に出ればこのフレームに出会わないことはマレな
程に浸透している。
デザイナーの仕事は「これでいいのだ」と私は誇りに思っている。

と一応Fu-gaを持ち上げておいて(^^;
この出世作をダシにしてコンセプトYの優位性を実証したいと思う。

軽量フレームを追及していくとレンズ重量がネックとなってくる。
ツーポイントフレームの場合レンズに穴を開けるのでどうしても
レンズを大きくしなくてはならずトータルとしての重量はけっして
軽くは出来ないのである。
Fu-gaのフレーム重量は3.3グラムでコンセプトYは4グラム
であるがレンズを入れた場合に重量は逆転する。
また、Fu-gaの場合レンズにストレスが掛かる構造上薄いレンズ
を使うことでレンズが割れ易いので必然的に厚めのレンズを選択する
ことになり重量差はさらに大きなものとなる。
DSCN6278.jpg
画像でお解かりのようにコンセプトYはレンズが小さいのにヨロイ幅
は逆に広くなっている。
また、フレームとレンズが独立しているのでFu-gaのようにレンズ
にストレスが掛からないので柔軟性に冨み丈夫なのだ。

私はコンセプトYをカッコいいとは薦めない。
スタイリッシュなことではFu-gaに及ばない。
このメガネの真価は使っていて発見するものだと思っている。
その真価に気づき自信を持って掛けるコンセプトYはカッコいいのだ。

いつか、いつの日か、Fu-gaのように街に溶け込んで欲しい。。

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デザイナーで居る為に・・

2004年の春に正式にコンセプトYを立ち上げて今年で6年。。
〇〇社は眼鏡事業から撤退したのでもう「〇〇社で採用になる」
可能性はなくなった。
自分としては、デザイン業から製造業への大転換であった。
今、このブログを書くことでしみじみと振り返っているところで
ある。

デザイン業の時は収入は安定していた。
だけどいつもストレスを抱えていた。

製造業では資金繰りが大変だ。
私は計算が大の苦手(^^;
営業はさらに苦手というか横着である。
どう考えても経営者向きでは無い。
それゆえ製造業でもストレスを抱えている。

だけど同じストレスでも種類が全然違う。

デザイナーにとっては「これだっ!」と思うものが出来た時の
高揚感、これが全てと言っても良い。
コンセプトYは正にそれだったのです。
そして、それが認められない環境のストレスは想像が出来ますか?

だから頑固者の職人と言われようとも
今の状況がずっといい。
自分が良いと思えるモノをリリース出来ている。

職人と言われるのは気にしない。
むしろ自分から「めがね職人」と名乗っている。
だけど真意を知って欲しい。
私はデザイナーで居る為に職人となってコンセプトYを作っている。

今回は少しヘビーですか?力が入っちゃいました~(^^;

かなり以前このブログで紹介しましたが二年前の年賀状を紹介させ
てもらいます。私からのメッセージです。

ブログ 057

神様のショット

福井県の助成制度の後押しを受けてコンセプトYの量産体制
(と言っても手作り規模ですが)が出来上がり、この事業の
締めくくりとして発表会を行い、評価を報告することとなって
いたのですが、その発表会(以下求評会)の場を倉方さん
の計らいでなんと東京は六本木のAXISビルで行なったのです。

いや~慣れてないので大変でした(^^;
倉方さんをはじめ、JIDAの皆様には大変お世話になりました。

DSCN3487.jpg
JIDAの事務所に併設された展示スペース、ここが求評会会場です。

DSCN3485.jpg
2004年1月30日のオープニングパーティの様子。
丁度35年前ロンドンではビートルズのゲットバックコンサートが・・
などと不らちなことを考えていた私(^^;
ジョンレノンにコンセプトY掛けて欲しかったな~

DSCN3486.jpg
福井からはYさんと田中夫妻。これからもずう~とお世話になり
ます(^^;

そして、翌日から二週間コンセプトYの個展が開催され、TV取材をはじめ
幾つかの取材を受け、コンセプトYの情報の第一弾がここからスタートする
ことになったのです。

そしてここでも出会いはありました。

DSCN3540.jpg
この個展を見に来て頂いた女性。
すご~くお似合いだったので中庭でモデルになって頂いたのです。
何枚か撮らせて頂いた内の一枚が上の画像。

そして、

DSCN3538.jpg
少し伏せ目がちな視線、日光のコントラスト、きっと神様が演出下さった
のです。
神様がくれたショットだと思っています。



プレゼンでの出会い

コンセプトYを製造販売する決心をし、ダメモトで応募した福井県の補助事業
だったのですが、選考会があり面接をすることに・・・

私は500年のメガネの歴史の中でフレームとレンズが分離したコンセプトYの
形態としての新しさとその可能性についてプレゼンテーションしました。
(下の図が過去の形態ですね)

DSCN6275.jpg

お陰様で選考委員からの評価も高く奇跡的に合格(^^)

奇跡的と言うのは、県の事業の概要は、企業がデザインの力を活用して飛躍
を図る目的のもので、私の場合は「作りたいデザイン」は持っているけど企業
ではなくただのデザイナーですから最初から対象外なのです。
だけど最終的には企業だろうとデザイナーだろうと商品化を目指しているの
には変わりないということで受け入れて頂けたのでした。

ありがたかったです。
自分でコンセプトYを作ろうと思ったときから不思議と何かの力で背中を押さ
れている感じがします。

そして、ここでも新しい出会いが・・
選考委員の一人がJIDA(ジャパン・インダストリアル・デザイナー・協会)の理事の方で
私のコンセプトYを強く後押しして下さった倉方さんとの出会いです。
彼の誘いで私もJIDAに入会し、その後JIDAが入っているAXISビル
でコンセプトYの発表会を行なうことに・・・

DSCN2962.jpg

左が倉方雅行さん右は田中昌幸さん名前が同じですねっ(^^)
彼のプロダクトはどちらかと言うと肩の力が抜けた癒し系でしょうか、とても
心地良いです。
興味ある方はモノスのホームページへ

http://www.monos.co.jp/sitemap/index.html

新聞記事

2001年にすでにコンセプトYの原型が出来ていて、それが将来性の
あるデザインだと感じていて、だけども専属契約があるので〇〇社以外
に提案が出来ない。
そして、〇〇社はこのデザインに興味が無いと言っている。
倦怠感とイライラが募っていました。

鯖江の凄いところは素人のデザインを持ち込んでもかなりのレベルまで
引き上げて商品化されることだ。
つまり50点のデザインを70点に引き上げてくれる。
でも私はその逆の面も知っている。
100点のデザインを持ち込んだ場合トンガッタ部分を削られて80点
で出来上がってくる。
だから素人デザイナーと玄人の差は商品になってあまり差が無いのである。

これは鯖江産地の強みでもある反面弱点でもあって、産地の常識、世間
の流行等の情報を共有してしまっていることから起こる現象。

そして情報もなく、ブランドでもない奇妙な形をしたコンセプトYはこの
産地では相手にされないのだ(涙)・・今回も暗いですね~(^^;

そんなある日、新聞の記事にこんなのが載っていました。
2003年の記事です。
DSCN6273.jpg
「モノ作り支援隊」と言う福井県の補助事業です。
この新聞の切り抜きにコンセプトYと言う落書きがありますね~
この頃には私の中でY企画からコンセプトYになっていたのですね。
きっと(^^;

丁度その頃このメガネを手作りして、旧知の仲である田中眼鏡本舗
さんでモニター販売が出来ないかと考えていたのでダメモトでこの
助成事業に応募したのです。

但しモニター販売といっても〇〇社との専属契約の身ですから許可
が必要です。

①○○社との仕事を優先する。
②もしテスト販売の結果が良好であれば〇〇社で量産を検討頂く。
③○○社バテント(私のデザインですが・・)のヒンジを使わせて頂く。

と言った内容でした。
この時点では私が手作りで作ったものをテスト販売することで評価を
得て、眼鏡大手〇〇社に採用されることが私のデザイナーとしての
本意でした。

量産してもらう為にそこまでやるか~と皆さん思うかも知れませんが、
この時点では〇〇社と別れてやっていける勇気も自信も無かったのす。

手作りのテスト販売でもいいからこのメガネの評価を〇〇社ではなく
エンドユーザーに問いたいとの思いからなんとか踏み込んだのです。
少しですがコンセプトYに希望の光が見えてきましたねっ!

まだまだ続きます。
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ONEOFF工房

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ONEOFF工房代表の兵井伊佐男と申します。
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