陰と陽

陰と陽、内と外、月と太陽、マイナスとプラス、夜と昼、悪と善・・・
全てに反対が存在する。

めがねでは、内と外。
つまり、見る為の機能としては内で、見られる為のファッション性
としては外。
このバランスが重要であると思うが、
どちらかに特出したデザインもまた魅力ではある。

レノン&マッカートニーはそれぞれが特出した才能の持ち主であり、
二人とも素晴らしいが、二人の共作はとんでもなく素晴らしい!
ビートルズは「20世紀最大のロマンス」とまで言われている。

日本のメガネは近年バランスを欠いている。
世界最高の技術があるのに、その技術をメガネの装飾に使ってきた
本当に意味がある必要な機能よりも見た目の新しさや技巧や美しさに使ってきた。

それらは全て外に向かったファッション性としての機能でしかなく
しかるに、継続性がない。

もったいない。。

売ることばかりを考えすぎです。
御客様はメガネに刺激を求めている方だけでは無い。
この日本の技術を使って「本当にお客様の為になることは何か」を
内向きに内向きに考えるべきです。

仕事用メガネ

近所にお住まいの耳鼻科の先生がワンオフ工房を訪ねて来られました。

普段コンセプトYを掛けられているのだが、耳の中を覗く時に
メガネを外した方が良く見えるので頻繁に掛け外ししなくては
ならず面倒である・・との事。

コンセプトYをハネ上げ式に出来ないか?との相談である。

コンセプトYはメガネの限界を突き詰めてデザインされている
のでその様なアレンジが出来る余裕はないことを説明した上で
レンズの下半分をカットしたらどうだろうか?と提案しました。

その場でY02のレンズをカットして行きます。
ドンドン小さくなります(^^;
そしてこのサイズになりました。
DSCN6614n.jpg

もうレンズ加工機で加工出来ません。
田中眼鏡本舗さん腕の見せどころですよっ!
眼鏡店のみなさ~ん。安易に累進レンズを勧めていませんか?
仕事の世界では「使いモノにならん」と私は思っています。

たぶん、たぶんですが先生はお仕事でこのメガネがなくては
やっていけなくなります。
私が呪文をかけましたから(笑)

ところで私の仕事用メガネはコレッ!
DSCN6615n.jpg

ロー付け専用メガネで+5:00です。コレがなくてはやっていけません(^^;
メガネは回りからどう見られるかではなくて、ハッキリ見ることが
できる「ありがた~い道具」であるべきです。

目をさませっ!

DSCN6553n.jpg
Y-05Sマットブラックです。
FPDを67指定での製作です。
標準サイズよりブリッジが1,5mm広くなっています。
微妙なアレンジですがお客様の目がフレーム中心より外にあっては
おかしいですもんねっ!
ほんのちょっとしたことでお客様にピッタリになるのだったらこれは
やるべきでしょう(^^)

DSCN6554n.jpg
Y-05ブラック
これは明らかに標準サイズと違います。
レンズサイズが46,5mmと標準より3mm近く大きく指定されてます。
天地もバランスを取って少し深く直しています。
ブリッジサイズが26,5mmの指定です。
フレームPDは73mmになります。

洋服に豊富なサイズがあるのはお客様の体形が様々なからです。
私はそれに比べてメガネはまだまだだな~(ため息)と思うのです。

コンセプトYではこの様な特注がもう日常なのです。
お客様に合わせてサイズ直しが出来るメガネが無いことがおかしい!
「メガネはファションだ!」なんて名ばかりだっ!
目をさませっ!メガネ業界っ!

最後はちょっと熱くなっちゃいました~(^^;

フェイス・ウェア

メガネのことを最近は「アイ・ウェア」と呼ぶ
だけど「フェィス・ウェア」と呼んだ方が正確ではないだろうか?

メガネを着替えてイメージチェンジ。
顔の欠点をメガネで補う。
自己主張の為のメガネ選び。
賢く見えるメガネ選び。
優しく見えるメガネ選び。
流行に敏感に見えるメガネ選び。
カッコ良くみえる・・・

これらは殆ど目とは関係ない。

ところでメガネキャラとして有名な宮川大輔さんが
メガネを変えましたね~
流行のウェリントンスタイルを取り入れるあたりは流石ですが
彼の目は内よりなのでメガネの枠に対して相当内側に
黒目がきています。

気にしない人は気にならないのでしょうが私は気にします。
サングラスだったら問題ないのでしょうがメガネの場合は
枠の適当な位置に黒目が来ないとなんだか「こっけい」では
ないですか?

「アイ・ウェア」と呼ぶのだったらもっと目を中心に心掛けた
デザインとメガネ選びをする必要があると思います。

どんなにアレンジしても・・・

少し大ぶりのラウンドタイプです。
DSCN6208n.jpg
これは天地が35mm指定で製作した例です。
DSCN6211n.jpg
全国から色々なオーダーが来ます。
中には「古臭いなっ」と思うものもあったり
「なかなか」と思うものもあったり
「負けた~(コリャスゴイ)」と思うものもあります。

コンセプト「Y」を立ち上げた当初、自分が「一番良い」と思うものを
作りたかった。
それが「ブランドを守る」ことだと思っていた。
でも、今は小売店とお客様の要望を一番にしてそのなかで
ベストなバランスを探して製作している。

ある人は「なんでもやっちゃうブランドはブランドとしてはありえね~
それは職人だなっ!」と思うかも知れない。
でも僕は現状に満足している。
自分は成長したとも思っている。

理由は二つ。

そもそもコンセプト「Y」は友人Yさんの為に作ったメガネ。
一人の人と向き合うことから始まったブランド。
だからこのブランドのDNAはお客様を観察することから始まる。
そこから引き出された様々なアイデアを形にしている。
100人いれば100通りのコンセプトYが出来上がる。

もうひとつは、そのようにしてアレンジされた一つ一つのモデルの
全てが誰が見てもコンセプトYであること。
例えばテオのレンズを入れてもシルエットのフォルムをしていても
誰もそのことに気づかない。
つまりコンセプトYの個性が勝っているということ。。

本当のデザインとは「こういうことだ~」と私は思うのであ~る。

プロフィール

ONEOFF工房

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ONEOFF工房代表の兵井伊佐男と申します。
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