老眼鏡考

手元専用メガネのワイプラス。
手元視線専用にレンズの傾斜角を考え、またレンズサイズを考えてデザインされたものはあったのだろうけど、私には安物の既成老眼鏡しか思い浮かばない。
既成老眼鏡の中には設計が適切でデザインも魅力的なものもあるがレンズが交換出来なかったり、またフィッティングに関しての工夫が全くされていないものも多い。
これらは老眼鏡の使い方として、時刻表を見たりメニューを見たりの短時間の使用しか想定していないからである。
ワイプラスは私が仕事用として開発した経緯がある。
私がこのメガネを老眼鏡と呼ばず「手元専用メガネ」と呼ぶのは「ちょっとだけ見えれば良い」的な老眼鏡のあいまいなイメージではなく、長時間手元の作業をする人向けの「プロ仕様の老眼鏡」と位置付けたい想いがあるからだ。
そして、少しずり下げて使うこの種のメガネの有用さとそのシーンに飾らない美しさがあることをワイプラスで発見して欲しい。