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産地の衰退

私がYさんの為に手作りの眼鏡(後のコンセプトY)を作ったのが丁度19年前
でした。

当時大手の専属デザイナーでしたのでこの眼鏡を機会ある度に提案した
のですが採用されなかったのです。
私は持病の潰瘍が急速に悪くなり胃を半分切る手術を受けることに・・

病気の回復と同時にデザイナーから職人に転身しこの眼鏡を作りはじめ
ました。
収入は少し減りました。それはデザイン業とは違って経費が大きいからです。
しかし、ストレスは激減して健康になったのです。

DSCN9287.jpg

今はこのような特注を手掛けています。
私はなまくら人間ですがこの様なオーダーを受けると俄然やる気になります。

仕事は効率を追求していきますと分業になっていきます。
鯖江産地の衰退はこの分業がもたらしていると考えているのです。
つまり、分業でお客様の悩みや望みが職人に伝わってこないのです。

誰が使うかも知れない仕事を黙々と続けることになって、突然その注文も
途絶えるのです。
私のデザイナーの時も常にそれを感じていました。
何をデザインしてもルーティーンで次のデザイン依頼が来るのです。
そして本当に良いと思ったものは採用されません。
今考えると私もこの分業の歯車だったのです。

眼鏡店の方々も同じかも知れません。
誰が買うかも知れない眼鏡を血眼になって探して仕入れていませんか?
仕入れた眼鏡をお客様に押し付けていませんか?

私はお客様と直接は接していませんから勘違いしているかも知れません。
でもオーダーシートで繋がった縁でも少し幸せを感じてやっていけるのです。

以前のブログで私は書きました。
お店でお客様と向き合いながら眼鏡が作れたらサイコーなのです。
だってお客様の感想を聞けるからです。
自分が作ったものだから責任も感じるでしょう。
時々叱られて、時々褒められて健全に成長出来るはずです。

産地はお客様から目をそらして次から次へと作り続けてきました。
本当にお客様はそれを望んでいたでしょうか?

生意気なこと言っちゃいました~(^^;









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